シンガポール旅行記(5)


8月6日

8:30
 起床。いつものように朝食に行く。置かれている料理は同じであるが、パンやコーンフレークなどの種類が多いので、まったく飽きない。最後なので、普段よりも念入りに食べる(^_^;)。

9:50
 朝食を終えて部屋に戻る。チェック・アウトは午後6時で、まだ時間はあるが、直前にバタバタするのはいやなので、荷造りをある程度すませてしまう。洗濯物も、部屋の空調の除湿能力がすごいので、一晩室内に干すと乾いてしまうから世話がない。

10:50
 部屋を出る。今日はラッフルズ・シティに行くことにする。サマセットの駅からMRTに乗り、シティホール駅で下車。駅の上がラッフルズ・シティという巨大なショッピングセンターになっている。 ラッフルズ・シティを抜け、かの有名なラッフルズ・ホテルに入る。中のほとんどは、泊まり客専用であるが、ショッピング・アーケードやメインロビー等はビジターでも入れてくれる。
 ショッピング・アーケードの中に、ラッフルズ・ホテルのグッズを売っているところがあったので、秘書たちへのお土産に、ジャムを買った。ちなみに、ボスへのお土産はエビせんべいである(笑)。

11:20
 朝からどんよりとした天気だったが、ついに雨。それもたたきつけるような雨が降りだした。もちろん傘はもっていたが、しばし思案のすえ、思い切ってラッフルズ・ホテルでランチを楽しむことにした。ダイニングルームの入り口にはメニューが表にまったく出ていないので、おずおずと入っていき、「ランチのメニューを見せてくれますか」と身ぶりを交えて話しかけると、「ブッフェスタイルですからどうぞご覧ください」とわかりやすい英語で教えてくれた。中を見ると、同じブッフェスタイルでも、他とは格が違う。全てが美味そうである。ということで、最終日はとうとう「ラッフルズ・ホテルでランチ」ということになった。

11:30
 料理は、生がき、スモークサーモン、チキンや白身魚のソテー、バターライス、サラダ、トマト風味のスープ、沢山のパンやケーキなど、とても書き切れない。
 天井の高いダイニングで、窓の外の激しい雨を見ながらゆっくりと楽しむ食事。旅の終わりにふさわしい、素晴らしい昼食となった。天井には扇風機がゆっくりと回り、室内には静かな音楽が流れている。
 ひとあたり食事を終え、デザートをとりに行く。アイスクリームを皿に盛りつけ、クランベリーなどの果物で作った暖かいソースをかける。クランベリージュブレーである。往年のマリア・カラスが来日したとき、平戸にあるレストランで食べたのが、このデザートであった(このときはさくらんぼを使ったチェリージュブレーだったとか)。しかし、その前に生牡蠣を数十個と、平戸牛の刺し身、そして250グラムの平戸牛のサーロイン・ステーキを平らげており、さらにデザートを3人前食べたというから恐れ入る。

13:00
 ゆったりと紅茶を楽しんでから、ダイニングを後にする。これだけぜいたくな時間を過ごして二人で8000円位というのだから安いものだ。帰りぎわに、有名なハイティーの行われているティールームを外から眺めた。14:00 ラッフルズ・シティーのショッピングセンターに戻ってきた。ここにも「BOSSINI」という香港のブランドの洋服屋があるので覗いてみた。安い。Tシャツが6ドル。XLも同じ値段。すぐに2枚買った。

15:00
 MRTでオーチャード駅に戻った。もう一度タワーレコードにいき、買うまいか迷っていたブルックナーのピアノ曲のCDを買った。

15:30
 部屋に戻り、シャワーを浴び、しばしうたた寝。カミサンはまだ買い物虫がおさまらないとみえて、再び飛び出していった。

16:30
 カミサンが戻ってきた音で目が覚めた。最後の荷造りを済ませ、部屋でぼーっとする。

17:40
 いよいよ部屋を撤収する。何回も忘れ物がないかを確認した。さらば。

17:50
 チェック・アウト。ホテルを出発するのは午後8時30分なので、それまで荷物を預け、再び町へ。少しだけ散策をしてからホテルのコーヒーハウスに戻り、食事。私は、チキンライス。カミサンは、ホッケン・ミー。

19:30
 食事を終え、モバをカチャカチャ。

20:20
 現地の旅行社のガイドさんがホテルに迎えに来た。バスに乗り込む。ホテルを3カ所と、免税店(要するに出発ぎりぎりまで買い物をしているわけである(笑))でお客さんを拾って、チャンギ空港に向かう。

21:15
 空港着。荷物を預け、チケットを貰い、ガイドさんとはお別れ。もっとも、今回は、初日のガイドさんと帰国時のガイドさんとは別の人だったし、滞在中は自分たちだけで行動していたから、あまり馴染みはない。

21:30
 出国手続きを済ませ、免税店を散策する。前回の旅行では空港税が別途必要だったものが、今回は不要だったので、若干ドルが余ったので何か買おうと思ったが、大したものはないのでやめた。カミサンはクリニークの口紅を買った。

22:40
 カミサンが買ったクリニークの口紅を開けたら不良品だったので、目を三角にして慌てて取り替えにいった。私は電化製品や本を眺めて過ごした。

23:05
 予定通りの時間に搭乗開始。帰りの飛行機もほぼ満席。

23:25
 予定よりやや早く「客室乗務員はセレクターレバーをオートにしてください。」のアナウンスが入り、離陸。

23:50
 NHKのニュースで、グアムでジャンボが墜落したのを知り、一瞬ぎょっとした。カミサンはすでに眠っている。


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