シンガポール旅行記(4)


8月5日

10:00
 今日も午前8時半に起床。ゆっくりと朝食をとり、どこに行くかを考える。まだ地下鉄に乗っていないので、地下鉄で、ブギス・ジャンクションに行くことにした。
 今回のツアーにはMRT(地下鉄)のプリペイド・カードがセットされていた。しかし、現地のガイドの言いなりにオプショナル・ツアーを追加していたら、地下鉄に乗る暇などなくなってしまう(笑)。
 ホテルを出て、オーチャード駅から南北線に乗り、シティ・ホール駅で東西線に乗り換え、ブギス駅で下車。そこには西友・パルコといった西武系の巨大なショッピングセンターができている。ここも冷房がガンガン効いていて、寒いくらいである。
 BOSSINIという香港の激安ブランドの衣料品の店を見ると、とても安い。Tシャツが800円位である。サイズも、XLが当然のように備わっているのがとてもうれしい。
 ぶらぶらとあたりを散策し、道路をはさんだところにあるブギス・ヴィレッジという、ちょうどアキバのラジオセンターのようなところを覗いてみる。「トケイ、ヤスイ」と声をかけられて、ちょいと驚いた。
 もともとブギスは、こういった露天街のようなところだったのを、再開発して奇麗な町にしたそうである。

12:00
 さて、どこかで食事と思ったら、カミサンが「気分が悪い」という。どうやら油や香辛料や果物、ココナツミルクの匂いが混じったような独特の香り(こちらの地下街ではごく普通の匂いである)にむせてしまったらしい。とりあえず地下鉄でオーチャードに引き返し、カミサンは高島屋の地下でサンドイッチを買って帰ることになった。わたしはそのままスコッツにできたタワーレコードに足を運んだ。

13:00
 おりから激しいスコール(しかし、今回は初めて)でむせ返るような空気の中を、タワーレコードに向かった。店舗はそこそこ大きいものの、渋谷に比べれば、やはり小さい。品ぞろえも、少なくともクラシックについては、そう食指をそそられるものはなかった。

14:00
 そごうの出資したショッピング・センターの地下にあるフードセンターで、タイ風のチキンと魚のカレー、それにきゅうりのサラダを食べた。そのあと、同じフロアにレコード屋を見つけ入ってみた。ここは、メジャーなレーベルはまったくなし。店員が一生懸命わかりやすい英語で説明してくれた。PILZがあったので、ケーゲルの「ブル8」でもないかと思い探したが、見つけることはできなかった。なおも店員があれこれ説明してくれたので、思い切って「ブルックナーの交響曲はないか?」と聞いたら、「ない」といわれてしまった。

15:00
 宿に戻ると、ちょうど出かけようとするカミサンと遭遇(笑)。30分ほど昼寝をしたら体調がもどったので、またでかけるそうな。わたしは歩き疲れて、ベッドに横になったら、1時間30分ほど熟睡してしまった。

16:30
 カミサンが戻ってきた音で目が覚めた。土産物を抱えてきたので、わたしもあとで買いに行くことにした。その前に、夕食をどうするか考えた。ずっとマレーシア風の料理が中心で、純粋なインド料理を食べていないので、夕食はインド料理の店に行くことにした。 まずはそごうのショッピングセンターでお土産のお菓子を買う。これも免税店等ではぼったくり値段をつけている。いったんホテルに買い求めた品を置き、ちょっと休憩してから夕食をたべに出かけた。

18:30
 オーチャードロードを、スコッツとは反対方向に歩き、ロビンソン百貨店の脇を入ったところに目当てのインド料理店はあった。ギャルソンに、カミサンが肉を食べられないが、大丈夫かと聞くと、日本語で「サカナ・エビのカレーある。とてもおいしい。」と言われ、ずっこけた。みると、ちゃんと日本語のメニューがある。 私はマトン。カミサンは魚のカレーにした。屋外のテラスの席で、汗だくになって食べたカレーの美味かったこと。風邪はいつのまにかふっとんだようである。

20:30
 食事を終え、ぶらりぶらりと、オーチャード・ロードを散策。明日の夜にはホテルを撤収して帰国するのがうそのようである。 部屋に戻り、汗を流してベッドに転がり込む。


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