99年12月の日記


99/12/13

 「はあ〜」とため息が出る毎日が続いている。仕事は相変わらずであるが、「膨大なる余事」が割り込んできている。具体的にはまだいえないけれど、この「余事」が好きでたまらない人間がいるから、余計に始末が悪い。そういう人とは完全に温度差があるから、向こうも、こちらのことを「醒めてる」と思っているだろうけど。しかし、この「余事」を見ていると、人間あそこまで無遠慮になれるものかと感心する次第である。


99/12/06

 11月25日に、弁護士会館の大講堂(クレオ)で、日弁連主催のコンピュータデモンストレーションがあった。要は、法律事務所向けのソフト等の展示会である。
 展示されていたのは、判例マスター、判例体系、リーガルベースといった「三大判例検索システム」のほか破産管財ソフト等であった。IBMのPCを展示してあるところがあって、ViaVoiceミレニアムが置かれていた。新宿やアキバのPC量販店では、毎週末デモをやっているので、いまさらという感じであったが、いつもの習性でつい、足を止めてしまった。
 担当者は、私を素人だと思ったのだろう、あれこれと説明を始めたので、遮るように「ミレニアムの前のバージョンのエンロールの結果をバックアップしてあるが、それをリストアして使えるのか」とか「ATOK13用のエクステンションは出ないのか」とかといった質問をしてやった。すると、いきなりしどろもどろ(笑)。
 もう一つは、昨年くらいに動き出した「トール」という会社のブース。ここでは、法律事務所のコンピュータ導入のアドバイスのほか、事務職員の紹介やテープ起こしなど、いわば法律事務所のインフラ部分をサポートする仕事をやっている。ここの代表者は、以前、辰巳法律研究所という司法試験の受験指導機関の事務局長のポストにいて、私も、受験時代から合格後の答案採点業務までお世話になっていた。ということで、顔を出して挨拶したら、「本日出たばかりの本です」と勧められたのが、私の同期の弁護士が共同執筆した本だった。
 ひとあたり中をみて、「まあ、こんなものでしょう」と帰ろうとしたら、出口ちかくのブースに先輩弁護士が。この人は私のボスと同期だが、とてもそうは思えないくらい、コンピュータ関係の知識習得にどん欲である。5分ほど立ち話をして、そのブースをみると、富士通のノートパソコンのカタログが置かれている。担当者に、ダメモトで親指シフト仕様のビブロサブノートが入手できないかを尋ねてみた。入手のためにアキバを走り回った私の説明を聞いて、担当者はたじろいでいたが「ともかくやってみましょう」とのこと。
 夕方事務所に戻ると、担当者から電話。「12月14日であれば入荷する」とのこと。値段を聞くと、他の店よりかなり安い。そこで間髪をいれず「え!頼みますう。」と即決。あとは14日の入荷を待つばかりである。


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