99年6月の日記


99/06/29

 弁護士登録して5年もたつのに、まだ予備校と縁が切れず、週一回のペースで論文の答案練習会の答案採点をやっています。別に、これをやらないと食えないわけでもなく(^_^;) 将来、司法試験委員になろうと思っているわけでもありません(笑)。

 たまたま私が受験時代に予備校でバイトしていて、そこで知り合った社員の方から頼まれたのがきっかけ。その人が異動しても、引き継いだ担当者が、凄く丁寧に仕事をやってくれる人なので、あえてやめようと思わない(もちろん、事務所の仕事がたてこんだときには、お休みすることもありますが)。それ以上に、答案を見ることが嫌いではないということがあります。それも、合格直後より、今のほうが自信をもって評価できています。たしかに知識とかは合格直後のほうが充実しているかもしれません。しかし(いまだに「たしかに〜。しかし〜。」のパターン(笑))、実務経験、なかんづく実務で書面を書いた経験というのは、あきらかに論文答案を見るのには役立っている。

 どういう見方かというと、「ともかく一読してよ〜わからんのはペケ」というのがいちばん大きな基準です。学者の論文なら、腰を据えて参考書とか「なんとかかんとか読み込み講座」とか、読み手がエネルギーを使って読んでくれる。しかし実務の文書はそうはいきません。相手(とくに裁判官)にわかる書面が書けなければ、敗訴するだけです。だからこそ、実務文書は「判りやすい」というのが命です。

 昔、合格体験記で「司法試験委員は優秀だから、文章のことをごちゃごちゃ考えなくても読み取ってくれる。」などと書いていた人もいたように記憶していますが、こういう人は間違って合格して、わけの判らない書面を書いて、相手方に迷惑をかけたおしているのでしょう(笑)。


99/06/27

■ 毎日更新すると豪語したわりには、あっさりとその目論見は崩れたが(^_^;)、まあ、復活したから勘弁してもらおう。ここのところ、書面をやたら沢山書いているので、起案のエネルギーを全部仕事に取られてしまって...。そういえばウィーン旅行記99もとまっているし、演奏会レポートも書かねばと思っているのであるが。そうかと思えば、PHSの留守電に日曜だというのに依頼者から催促の電話は入っているし...。

■ いま、N響アワーを見ている。今年の四月から日曜日の夜9時からに移って、「無駄話」の時間が増えたような気がする。あと、楽章の合間に雑談を入れるのは止めてほしいという気がする。しかし、毎月1回、昔のN響の定期演奏会の模様を放映してくれるのはうれしい。たぶん今年の1月の「20世紀の名演奏」がうけたからだろうけど。今日はオトマール・スイットナーの指揮でモーツァルトの40番とシューベルトの未完成。1984年の映像ということで、私は既に大学を卒業して受験生活に「専念」(^_^;)していたころであるが、奏者がみな若い。オーボエの小島さん、ホルンの松崎さん、ヴィオラの川崎さん、それとチェロの今は亡き徳永謙一郎さん...。徳永さん以外はみな現役の団員で今の顔を知っているから、その人たちの変貌を通じて自分の経てきた年月を実感させられてしまう。スイットナーといえば、12月の定期でブルックナーの8番をとりあげたことがあって(この年だったかなぁ)、当時受験生だった私は、「第9は合格してから。今の自分にはブルックナーの8番が相応しい」とかいって、N響の定期に足を運んだことがあった。当日、12月にしては珍しい大雨だっ たことまで覚えている。それにしても、1984年って、今からもう15年前か...。


99/06/24

■ 自宅のデスクトップマシンの更新は前々から考えていた。本当はミドルタワーくらいの本体ケースで、汎用の部品をあれこれと買い集めてきてハイスペックのマシンを組みたい。でも、何せ部屋が狭いから、最近はやりの省スペースデスクトップ+液晶ディスプレイというやつに落ち着きそう。ただ、省スペースデスクトップの場合、問題は拡張性に乏しいこと。フロントベイは3.5インチのフロッピードライブと5インチのCD−ROMドライブで埋まってしまうだろう。ただ、私の場合MOを使っているのでこれを繋ぎたい。しかし拡張スロットが少ないので、SCSIのボードを挿す余裕がないかもしれない。ということで、いろいろ迷っていたら、遂にUSB接続ができるMOドライブが出た。これで、オンボードのUSBでMOが使えるから、拡張スロットにはPCカードスロットでもつけようか、などと考えている。しかし、自宅のマシンからデータを取り出したり、新宿まで下取りに持っていったり、こういうのがおっくうなんだよなぁ。昔は大喜びでやっていたのが、だんだん「枯れた」からかもしれない。


99/06/23

■ 幸いに、尿路結石(たぶん)も酷くならずに終息しつつある。まだ、右腰に若干の違和感はあるが、痛みはとれて一安心。今日から食事も再び超限定モードに戻り、夕食はお握り2個が原則という生活。思えば、2年ほど前の今の時期におなかの調子がおかしくなり、それ以来しばらく食欲が落ちて、体重が12キロほど落ちた。で、昨年の夏くらいからじわじわとリバウンドしてきて、ここのところベルトの穴が一つ広がりそうになっていた。といっても、2年ほど前の最重量時(^_^;)に比べれば、ベルトを切ってあるから、まだまだ元に戻ったわけではないのですが。しかし、良い機会だから、せっかく落ちた体重を何とか維持し、あわよくばさらに減少させたい。それにしても、平成2年といい、一昨年といい、いつもこの時期に体調を崩して、そこから体重落としが始まるんだよなあ。

■ で、偶然にも、体重落しが始まると新しいパソコンを買うんだ(笑)。平成2年のときには、PC9801RA21を買ったし、2年前はもうちょっと後だったけど、現在自宅で使っているアプティバを買った。RA21はまだ実家においてあるけど、当時は最新鋭のマシンだったんだからね〜。メモリーをフルにつけて12メガバイト。ハードディスクは「大容量」の100メガバイトなんだから(笑)。で、RA21とかには「裏ラム」といって、通常の設定では使えないメモリー部分が500キロバイトほどあって、そこを使えるオンラインソフトのデバイスドライバとかを落としてきて、少しでも金をかけずにいい状態で使うように工夫していた。最近は、自作機の普及とかで、ハード面はユーザーの手を入れることが出来やすくなったけど、ソフト面はますます自由が効かなくなっているような気がする。


99/06/22

 いや〜まいった(^_^;)。今日は朝から新潟とんぼ返り出張だったのですが、東京駅に着いたら、右腰に痛みが。それも、ぎっくり腰等の痛みではない、懐かしい痛み。明らかに尿路結石の痛みです。尿路結石といえば、平成2年の司法試験の論文式試験の2週間くらいまえになったことがあり、このときは、一晩一睡もできずに苦しみました。夜があんなに長いと感じたのは、あのときだけです。どういう姿勢をとっても、いたい。夜中の3時に部屋の真ん中で直立したりうつ伏せになったり、まーーったく、あのときは苦しかった。
 幸い、今回は平成2年のときのような激痛ではないし、引き返すわけにもいかないので、予定通り新幹線に乗りましたが、車内が辛かった。ともかく水分をどんどんとるのが一番なので、ウーロン茶やらミネラルウォーターを買ってひたすら飲みまくりました。新潟に着いて、顔をしかめて駅から出てきた私を見て、お客さんが驚きましたが、おかげさまで、普段はあれこれと注文が多いのに、今日はあっさりと解放してくれて、正午過ぎの上りの新幹線に乗ることができました。
 帰りの新幹線の車内で、トイレに行ったら、コーヒー色の尿が出ました。前は、これで快方に向かったので、ほっとしました。水分をとり、アイマスクをしてぐっすりと眠ったら、何とか痛みはとれました。ウィーンに行ったときに機内でぐっすり眠るために使ったアイマスクの効果にあじをしめて、カバンの中に空気枕とセットにして入れているのですが、これ、いいわ〜。長岡から大宮までぐっすりと眠ってしまった。
 ということで、何とか大事にいたらずほっとしています。ここでまた一週間寝込んだら、仕事がパニックになるからね〜。しかし、疲労と不摂生(食事が野放図になっている)が原因であることは明白。ここらへんで食事のコントロールをしておかないと、来年の4月にウィーンに行くときに、タキシードが着られなくなるから、すこし考えよう(笑)。

 新潟から事務所に戻ってから裁判所に出かけ、再び事務所に戻る途中で山野楽器本店へ。朝比奈/都響のブル8の新盤と、ヴァント/BPOのブル9を買い、朝比奈先生の「ブル8」を事務所で試聴しました。これは、昨年の都響の定期(9月28日)と都響スペシャル(10月1日)を音源としたCDで、このときの演奏は、ここにアップしたように28日が今一つ、10月1日がまずまずのできばえだった。CDになってしまうと、28日のもどかしいような不出来(なんだか遠いところで鳴っているような疎外感)はかなりスポイルされてしまい、そこそこには聞こえてしまいますが、やっぱり、N響定期での「ブル8」をCDとDVDでリリースしてほしいものです。


99/06/21

 メインページにも書きましたが、根が凝り性なもので、ついつい完璧にしてからサイトに転送をと考えていると、作業がのびのびになって、つい更新を怠りがちになってしまいます。現に、この前の更新が今年の3月ですから、おそらく、たまによっていただいた方は「全然更新されてないジャン」ということで、巡回から外されてしまったでしょう。
 ということで、あちこちのサイトを巡回した結果、日記風に毎日書き足していけば、本格的な更新までいかずとも再訪していただけた方に「無駄足だった」と思わせずにすむという結論に至り、そのために「日記の部屋」というのを作ることにしました。
 一時は、ミニノートマシンを買って、ftpソフトとhtmlエディタを入れて持ち歩けば、まめに更新するようになるのではないかと思ったこともあるのですが(というより、買い道楽の口実にしようとしたというのが実態か(笑))、基本はテキストで、これは愛用のDOSモバ(NECのMC−MK12)で十分書けるし、転送は仕事から戻ってきてから自宅からやればいいだけのこと、それよりも、書き続けられるのか>自分(^_^;)ということで、ともかく始めてみることにしました。
 ネタは、音楽が中心になると思いますが、ときには仕事(法律実務・司法試験)とかも出てくることでしょう。はたしていつまで続くか、見てやってください・・・ということで、今日はこの程度。


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