2001年8月の日記


2001/08/22

 新しいスキャナを買って使っている...といっても夏休みに入る前からであるが。スキャナは既に持っていたのだが、あたらしいのを買ったのは、ADFが使えるものが欲しかったから。いよいよ紙が溢れてきて、物理的に管理をするのがイヤになってきた。ADFがあれば、まとめて30枚くらいスキャナにセットして、あとは画像管理ソフトで自動的に読み込んでしまうだけ。ソフトもなるべく簡単なものということで、テグレット(智子の情報とかを作っている会社)の「新聞スキャナ取り」というのを使っている。これで広報委員会の資料は全部データにしてしまい、委員会の時はノートを持っていき、そこで画像を見るようにする。となると、本当は長時間稼働するノートが欲しくなる。本当はウィンドウズCEで動く画像データベースソフトがあると一番良いのであるが。

2001/08/19

 13日から17日までは事務所の夏休み。前後に土日がくっつくから9連休になった...といっても、私は例年通り、毎日事務所に出ていた。むろん、あくまでも「事務所は夏休み」であるから、電話はすべて留守電対応であるし、飛び込みの営業も、つっけんどんな対応でお引き取り願う。うちの事務所は、エレベーターからすぐエントランスになっているので、人が来てしまうと「居留守」が使えないのが不便である。
 昨年は事務所のパソコンを買い換えたりISDNをひいたりしていた。一昨年は自宅のパソコンを自作していた。今年は特に何もしなかった。ほんとうは事務所のパソコンの買い換えをする必要があるのだが、もう自分だけで行って運んできたりとかするのは面倒になってきた。だからせっせと仕事の貯金をしていた。留守電をそばで聴いていると(笑)、月曜日は結構忙しくなりそうで、ちょっと憂鬱。しかし、夜は演奏会。
 それから、司法演習のコーナーをすこし手直しした。以前は、ひそかにレンタルのフリー掲示板を借りて学生とやりとりしていたのだが、その掲示板サービスが撤退することになり、いろいろ考えた結果、自前の掲示板を作ることにした。ただしこれは司法演習の受講者のみに開放したものなので、一般の方にはご覧いただけない。
その代わりといってはなんだが、「司法試験覚書」に一つ覚書を追加した。

2001/08/14

 今日はカール・ベームとセルジウ・チェリビダッケの命日である。いずれも名指揮者であった。ただし残念ながらチェリビダッケは一度も聴かないで幽明境を異にしてしまった。ベームは、たくさんの思い出がある。1975年に初めてウィーン・フィルを聴いたのがベームの指揮であった。当時の模様はCDになっているが、未だにあのときに聴いたブラームスの交響曲第1番(1975年3月22日の方)は心に残っている。ベームは当初父親の勧めで法律家の道を歩み、法学博士の肩書きも持っているが、音楽への熱情やみがたく指揮者になった。75年の来日以降人気が爆発したのは、その好々爺ぶりが日本人の感性にあったという向きもあったが、あのブラームスやシューベルトを聴けば、けっして虚飾の人気ではなかったということは判るはずである。
 で、なんで突然こんなことを書いたかというと、たまたま今日は私の誕生日でもある(笑)。偶然といえばそれまでであるが、私の誕生日に、二人の巨匠、しかもブルックナーを重要なレパートリーとする名指揮者が旅立っていったというのは、なにか運命的なものを感じる。おまけにベームは法律家の資格も持っている。

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