タリス・スコラーズ「イタリアとドイツの音楽」


日時:平成11年7月1日(火)午後7時〜
場所:紀尾井ホール
出演:タリス・スコラーズ
    ソプラノ/デボラ・ロバーツ、テッサ・ボナー、ジャネット・コックスウェル、サリー・ダンクリー
    アルト /キャロライン・トレバー、パトリック・クライグ
    テノール/スティーヴン・ハロルド、フィリップ・ケイヴ
    バス  /ドナルド・グレイヴ、フランシス・スティール
    指揮  /ピーター・フィリップス
曲目:パレストリーナ/ミサ・ウト・レ・ミ
   アレグリ   /ミゼレーレ
   シュッツ   /神の救いの恵みが現れぬ
          /涙とともに種まく者は
          /われは呼びかけたる声なり
          /死ぬ者は幸いなり
   プレトリウス /第五旋法のマニフィカト(8声)
(アンコール)
   ロッティ   /十字架につけられて


 この日は、前半にイタリアの音楽が歌われ、後半にドイツの音楽が歌われました。パレストリーナのミサも素晴らしかったのですが、なんといっても、初めて聴いたナマ「ミゼレーレ」。4人ほどのセミ・コーラスが、ステージ真横の2階バルコニー席に立ちます。そして、あの伸びやかな、スカーンと抜けた超高音。とても人間ワザとは思えない透明感のある声を堪能しました。
 シュッツも良かったのですが、タリス・スコラーズの声とは、ちょっとあわないように感じました。シュッツは、むしろバッハとかを歌う合唱団の方が、あうような気がします。
 今回は聴けなかったのですが、ジョスカン・デ・プレとかオケゲムの曲を聴いてみたいと思います。
======================= 1999-08-29 (Sun) 23:14:52 ====================


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