アンサンブル・ウィーン=ベルリン


日 時:平成10年11月30日(月)午後7時〜
場 所:サントリーホール
出 演:ウォルフガング・シュルツ(フルート)
    ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ)
    カール・ライスター(クラリネット)
    ミラン・トゥルコヴィッチ(ファゴット)
    ギュンター・ヘーグナー(ホルン)
曲 目:ダンツィ/木管五重奏曲 変ホ長調 作品67−3
    タファネル/木管五重奏曲 ト短調
    リゲティ/6つのバガテル
    モーツァルト/セレナード ハ短調 K.406
   (アンコール)
    イベール/3つの小品より第1曲
    ハイドン/コラール「聖アントニー」
    ヨハン・シュトラウス/エジプト行進曲
              /常動曲
    シュランメルン/ウィーン・ベルリン行進曲


 このアンサンブルは、1983年に結成されたそうですが、カール・ライスターとギュンター・ヘーグナーがアンサンブルから抜けることになったそうで、このメンバーで聴けるのは、今回が最後とのこと。ちょっと残念な気もします。

 前回は紀尾井ホールだったのが、今回はサントリーホールに移ったこともあってか、やや空席が目立ったような気がしました。

 今回も、前回と同様、実にバランスの良いアンサンブルを楽しませてくれましたが、プログラムのなかで特に印象深かったのはリゲティ。聴く前は、ちょっと構えていたのですが、ユーモラスな個所あり、美しく歌い上げる個所ありで、「へ〜けっこう面白いな」と思いました。

 アンコールでは、ハイドンの「聖アントニー」。ブラームスのハイドン・バリエーションの原曲ですが、やさしい音色の極致を堪能させてくれました。ヨハン・シュトラウスの2曲は、ウィーン・リング・アンサンブルでも同じみですが、エジプト行進曲では、カール・ライスターが「ラーララ・・・」を歌っていました。常動曲の「イツマデモツヅキマス」はシュルツさん。

 ともかく、どの曲も楽しそうに楽々と演奏しているようにみえるので、こっちもリラックスして楽しむことが出来ました。
======================= 1998-12-23 (Wed) 22:00:03 ====================


コンサート・レポート98目次に戻る