東京都交響楽団第479回定期演奏会(11月Bシリーズ)


日 時:平成10年11月21日(土)午後7時〜
場 所:サントリーホール
出 演:伊原直子(アルト)
    東京音楽大学(女声合唱)
    東京放送児童合唱団(児童合唱)
    古橋富士雄(合唱指揮)
    東京都交響楽団(管弦楽)
    ガリー・ベルティーニ(指揮)
曲 目:マーラー/交響曲第3番ニ短調「夏の交響曲」


 後期はAからBに移りました。曲の好みと、2000年3月のB定期ねらいがその理由です。

 土曜日の夜の演奏会というのは、仕事もなくて気楽でいいです。5時頃家を出て、アーク森ビル2階で食事。6時30分前にホール前に行ったら、長蛇の列。みるとチケット売り切れでキャンセル待ちの列でした。この日はポディウム席に合唱が入るので、その分座席が少なかったということもあるのでしょう。

 開場されたので、中に入ると、どこかで見た顔。なんと、ジャン・フルネでした(@_@)。 来月の定期で「ペレアスとメリザンド」をやるのですが、もう来日しているのですね。2階のセンターの一番前あたりに座ってました。

 後期の新しい席は、1階のやや右よりで、座ってみて良くなかったら、12月の継続のときに席を替えようかと思っていたのですが、なかなかどうして。斜めから指揮者の表情が見えたりして、面白い。2000年までは、この席と付き合うことにしようと思いました。

 演奏ですが、実はマーラーの3番を生で聴くのは初めてです。ですから比較してどうこうというのはできないのですが、同じベルティーニ/都響で聴いた6月の「復活」のときより、オケの音はきれいだったし、良く鳴っていたと思いました。芸術劇場のときは、なんかこもったような音だった。合唱はよかったんですがねぇ。

 それと、不思議なことに、「もの凄く長い時間が経った」という感覚を味わいました。演奏自体は7時5分頃始まって、8時45分頃終わったのですが、なんというか、シューベルトの「グレート」ではないのですが「天国的な長さ」とでもいうのか。決して「苦痛な長さ」ではない。音楽が始まってから、時計を全然見る気がなくなって、ずーーっと音楽が流れていて、第6楽章のアダージョの最後のほうにきたときには、第1楽章の長いトロンボーンのソロが、遥か昔のように思えて。なんだか、半日くらい聴いていたような錯覚に陥りました。

 ベルティーニは小柄ですが、実に表情豊かな振り方をします。先に書いたように、オケもベルティーニの棒によくついて、かなり集中力の高い演奏をしてくれたように思いました。弦がちょっと金属質なところとか(10月のマリナーのときはこうじゃなかった)、もっと良くなって欲しいところはありますが、ま、私にとっては十分楽しめる演奏でした。  しかし、都響も、出来不出来が飛び飛びなんだよね。こんな感じです。
  4月・・・若杉      (-_-メ)
  5月・・・デプリースト\(^o^)/
  6月・・・ベルティーニ (・_・)
  9月・・・朝比奈    (^_^;)
 10月・・・朝比奈追加 (^o^)
 10月・・・マリナー  \(^o^)/
 11月・・・ベルティーニ (^o^)
 来月は\(^o^)/になるといいなぁ...。
======================= 1998-11-21 (Sat) 23:26:42 ====================


コンサートレポート98目次に戻る