日 時:平成10年7月7日(火)午後7時〜
場 所:東京オペラシティコンサートホール
出 演:ウェルナー・ヒンク(ヴァイオリン) フーベルト・クロイザマー(ヴァイオリン)
ハンス=ペーター・オクセンホーファー(ヴィオラ) フリッツ・ドレシャル(チェロ)
ヘルベルト・マイヤー(コントラバス) ペーター・シュミードル(クラリネット)
シュテパン・トゥルノフスキー(ファゴット) ギュンター・ヘーグナー(ホルン)
曲 目:ルービン/八重奏のためのシューベルトの歌曲による変奏曲
フランセ/ファゴットと弦楽五重奏のためのディベルティメント
クロンマー/クラリネットと弦楽のための四重奏曲ニ長調作品82
モーツァルト/ディベルティメント第17番ニ長調K.334
(アンコール)
シューベルト/六重奏曲より
シュミードル、ヘーグナーは私にとっておなじみのメンバーですが、他の奏者を室内楽で聴くのは初めてでした。
曲はいずれも初めて聴く曲でしたが、フランセのディベルティメントが、洒落ていてとくに面白かったです。いつも感じることですが、いわゆる「現代曲」(フランセのはちょっと違いますが)と称する音楽も、優れた技術をもつ奏者にかかると、決して退屈ではない。その曲から聴きどころをきちんと引っ張り出すことができるからです。
後半のモーツァルトはさすがに手慣れたというか。弦の艶やかな音色と、ホルンの柔らかな響き、ファゴットの温もりのある音楽を堪能させてくれました。とくにヘーグナーさんのホルンは、何回聴いてもいいです。
======================= 1998-12-29 (Tue) 10:15:09 ====================