日 時:平成10年7月5日(日)午後6時〜
場 所:紀尾井ホール
出 演:ウォルフガング・シュルツ(フルート) ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ)
曲 目:モーツァルト/「ドン・ジョヴァンニ」ハイライト
「乙女よ恋をするなら若いうち」「お手をどうぞ」「そんなに怒るな」「わたしはあなたのもの」
「恋人を慰めて」「みんな楽しくお酒を飲んで」
ベリオ/セクエンツィア VII(オーボエ・ソロ)
/ I (フルート・ソロ)
W.F.バッハ/二重奏曲第3番 変ホ長調
モーツァルト /「後宮からの誘拐」ハイライト
「何とかしてお前に会いたいものだ」「おお、何と不安げに激しく私の胸はときめくことか」「大きな喜び」
「喜びの涙が流れるとき」「バッカス万歳」
モーツァルト /二重奏曲
モーツァルト /「魔笛」ハイライト
「私は鳥刺し」「美しい小鳩よ、お入り」「魔法の調べの何という力強さ」「恋すれば誰でも楽しいものだ」
「復讐の心は地獄のように胸に燃え」「愛の喜びは露と消え」「恋人か女房があればいいが」
(アンコール)
テレマン/二重奏曲第4番より「プレスト」
W.F.バッハ/二重奏曲 ト長調より「カンタービレ」
モーツァルト/「フィガロの結婚」より「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」
この二人はモーツァルトのオペラのハイライトのCDを出しているのですが、この日のプログラムも、そのCDの曲を中心として、その他の曲をちりばめたものでした。
モーツァルトが実に軽やかで面白かったのは当然ですが、ほ〜と思ったのはベリオのセクエンツィア。どちらも、「オーボエ(フルート)でこんな音が出るのかというもの。フルートのほうは、キーの音までが取り込まれていました。いわゆる現代曲ですが、良い曲を優れた演奏で聴けば、美しいし、飽きない。
軽く軟らかな2色の絹糸の絡みを堪能しました。
(追伸)
ベリオのオーボエのセクエンツィアでは、袖からHの音をずーっと流していたのですが、その為に舞台の袖の扉が開きました。うさぎは、袖からシュルツさんが出てくるのではないかと思ったそうです(笑)。
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