日 時:平成9年11月17日(月)午後7時〜
場 所:東京オペラシティ・コンサートホール
出 演:イタリア・パドゥア管弦楽団(管弦楽)
ウォルフガング・シュルツ(フルート独奏)
ハインツイェルク・シェレンベルガー(指揮・オーボエ独奏)
曲 目:ハイドン /交響曲第6番 ニ長調「朝」
メルカダンテ/フルート協奏曲ホ短調
チマローザ /フルート、オーボエとオーケストラのための協奏交響曲
モーツァルト/交響曲第40番ト短調 K.550
(アンコール)
シューベルト/交響曲第5番 変ロ長調より第3楽章
オペラシティ・コンサートホールには、夏にマリアカラス展を見に来たときにロビーまでは入りましたが、ホール内の客席に入ったのは初めてでした。初台駅の改造も終了し、ホームからオペラシティの地下一階まで直結の通路ができました。
客席に入ると、私の席に変なおばさんが(^_^;)。「そこ、私の席ですが。」というと、「え?全席自由じゃないんですか?」と言われて、ますますびっくり。チケットを見せてもらうと、なんと、オペラシティのリサイタルホールでのコンサートのチケットを持っている。
ここは場所が違うことを教えましたが、しかし、チケットもぎのスタッフは何やってんですかね〜(^_^;)。おなじチケットぴあの発券システムだからと言って、確認もしないで通してるのかな。
それはともかく、ホール内は天井が高く、木がふんだんに使われていて木の香りがして、気持ちがいい。ただ、ステージを照らすライトが、客席にいると直接視界に入るようなきがして、ここはちょっと気になった。
おもしろいと思ったのは、開演の合図。なんと、スタッフが、ロビーに据え付けられている小さな鐘(ベル)を、バチで打つ。皆、もの珍しげにその周りに集まってしまい、客席に行かない(笑)。
イタリア・パドゥア管弦楽団は、30人に満たない小編成のオーケストラであったが、なかなか明るい響きをもったオケであった。
我々はシュルツさんを第一の目当てでいった。メルカダンテのフルート協奏曲というのは初めて聞く名前であったが、実際に曲を耳にしてみると、「あ〜このメロディーか」と気がつくものであった。相変わらず難しいフレーズを軽々と吹く様に驚かされた。
指揮者としてのシェレンベルガーは、まだ未知数というべきであろう。今回も小編成のオケで、極論すれば指揮者がいなくても演奏できる規模のものであったから。いずれ大きな編成の曲に取り組んだときにあらためて聴いてみたい。
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