日時:平成9年8月24日 午後2時〜
場所:サントリーホール
出演:岩井理花(Sop) 高橋薫子(Sop) 菅有実子(Ms) 吉田浩之(T) 青戸 知(Br)
読売日本交響楽団(管弦楽)
井崎正浩(指揮)
曲目:モーツァルト /「魔笛」より序曲
〃 「なんと美しい絵姿」(吉田)
ロッシーニ /「セヴィリアの理髪師」より「今の歌声は」(高橋)
プッチーニ /「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」(岩井)
サン=サーンス/「サムソンとデリラ」より「バッカナール」
〃 「あなたの声に心は開く」(菅)
ヴェルディ /「マクベス」より「哀れみも、誉れも、愛も」(青戸)
−−−−−−−−−(休憩)−−−−−−−−
ビゼー /「カルメン」より「第4幕への前奏曲」
〃 「ハバネラ」(菅)
〃 「闘牛士の歌」(青戸)
ドニゼッティ /「愛の妙薬」より「人知れぬ涙」(吉田)
プッチーニ /「ジャンニ・スキッキ」より「私のお父さん」(高橋)
プッチーニ /「トスカ」より「歌に生き、恋に生き」(岩井)
−−−−−−−(アンコール)−−−−−−−
ヴェルディ /「椿姫」より「乾杯の歌」(高橋・吉田)
レハール /「メリー・ウィドウ」より「ワルツ」(全員)
サントリーホールが長期メンテで休んでいたこともあって、コンサート日照り状態が続いていました。久々のサントリーホールでしたが、メンテ明けで特に変わっていたところはありませんでした。
客席はP席を使用しない状態で、8割の入り。カネボウがスポンサーになっていて、かなり招待券を出したようですが、いつぞやのオスロ・フィルのようにへんな客に占拠されるような状態にはなりませんでした(このときはスポンサーも別でしたが。)。
演奏は、基本的にみな個性がよく出ていて面白かったです。特によかったのは、高橋薫子と菅有実子。セヴィリアの理髪師はコロコロとよく声が転がっていたし、「私のお父さん」は、しっとりと情感あふれる歌いぶり。サムソンとデリラは実に官能的な響き。ハバネラはけっこう上品なカルメンでした。
アンコールは、ソリストが5人もいるので何をやるのかと思ったのですが、ソプラノとテノールが出てきたので、「やるな」と思いました(笑)。それよりも、思わず歌いそうになるのを抑えるのに苦労しました。
2曲目のアンコールは、5人で歌いました。最初、ヴァイオリンの甘いソロがついて、歌(メリー・ウィドウ・ワルツ)に入ったのですが、すごくよかったです。ああいうのも歌ってみたいな〜。
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