日 時:平成8年2月15日(木) 午後7時〜
場 所:サントリーホール
出 演:ハインツ・レークナー(指揮)
読売日本交響楽団(管弦楽)
曲 目:モーツァルト/交響曲第36番ハ長調「リンツ」
ブルックナー/交響曲第7番ホ長調(ハース版)
初めてサントリーホールのP席に座った。正面に客席が見えるというのは、ちと不思議というか、懐かしい感じがした。自分がステージにたっているみたいで。
レークナーの指揮は、前日のスクロヴァチェフスキとは違って、非常に動作が小さい。それから、よく指揮棒を左手にもちかえて、素の右手で表情豊かにサインを送る。 「リンツ」はちょっとソフトな響きで気持ちよく聴くことが出来た。
ブル7は、うんと重厚でどっしりとした演奏を聴かせてくれるのかとおもったら、けっこうさらっとした曲作りだった。第1・第4楽章の最後のところだけは急にどっしりとなって、物凄く息の長い音楽を聴かせてくれたが、もっと全体を通じて重い方がすきなのだが...反面第3楽章は、面白かった。ちょっとわざとらしいところもあったが、かなりダイナミクスをはっきりつけて、うねりのある演奏を聴かせてくれた。
こんどはP席の一番まえに座ってみたいなと思った。
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