フランシスコ・アライサ リサイタル(1)


日時:2000年6月2日(金)午後7時〜
場所:王子ホール
出演:フランシスコ・アライサ(テノール)
   斉藤雅広(ピアノ)
曲目:ドニゼッティ/たそがれ、私は海の中に家を建てたい
         /人知れぬ涙(「愛の妙薬」から)
   ヴェルディ /星に、神秘、乾杯(「六つのロマンスのアルバム」から)
         /女心の歌(「リゴレット」から)
   トスティ  /セレナータ、四月、理想の人
   プッチーニ /冷たい手を(「ラ・ボエーム」から)
   ロッシーニ /踊り
   レオンカヴァッロ/朝の歌
   デ・クルティス/わすれな草
   レオンカヴァッロ/衣装をつけろ(「道化師」から)
(アンコール)
   トスティ/最後の歌
   ガスタルトン/禁じられた歌
   カルディロ/つれない心
   ララ/グラナダ

 フランシスコ・アライサは、大体二年に一回くらいの来日なのですが、今回のプログラムは前回のプログラムと一曲違わず同じ(^_^;)。自分のレポートを見て判ったことではありますが、ちょっと、という感じがしました。まぁ、得意の曲を聴けるのがファンにとっては一番ということでもありますが...。

 この日は、2度ほど声が引っかかったような状態になって、必ずしも本調子ではなかったようでしたが、特に後半(トスティのセレナータ以降)は非常に厚みのある歌声を楽しむことができました。 それにしても、今年の演奏会で自分が歌った3曲のうち2曲が演奏曲目に入っていたのは、なんとも(笑)。アンコールで「禁じられた歌」の前奏が流れ出したところで、つい、にんまりしてしまいました。

 ところで、ピアノ伴奏ですが、前回までの、ジャン・ルメールから、斉藤雅広に変わりましたが、どうも...。一言でいって、伴奏が余計な装飾をつけすぎる。へんなムードミュージックみたいな「パラパラ弾き」が多すぎて鬱陶しい。なぜ伴奏者を替えたのか聞いてみたいところです。
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